イタリア旅行での移動手段、あなたはどうしていますか?
ミラノやローマなどの大都市では地下鉄やバスも便利ですが、観光中は「タクシーをすぐに呼びたい!」という場面も少なくありません。
しかし、イタリアはタクシー業界の規制が非常に厳しく、日本のように街中で流しのタクシーを簡単に拾えるわけではありません。そこで便利なのが、配車アプリ「Free Now」です。
この記事では、Free Nowの特徴と使える都市やアプリの登録から利用までの流れ、利用時の注意点
まで、旅行者目線で詳しく解説します。
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なぜイタリアではUberが使いにくいのか?

日本でも徐々に普及しつつあるUberですが、イタリアでは状況が異なります。
規制が厳しく、利用できるのはミラノ・ローマ・トリノの3都市のみ。さらにUber Black(高級車+プロドライバー)しか利用できないため、料金が割高です。
たとえばローマ市内中心部から空港まで、Uber Blackだと70〜90ユーロかかることも珍しくありません。そのため、日常の移動手段としては観光客には不向きです。
Free Nowとは?

Free Nowは、ドイツ・ハンブルグに本社を置くIntelligent Apps GmbH社が提供するタクシー配車アプリです。
BMWやダイムラー(メルセデス・ベンツ)も出資しており、ヨーロッパ各国で広く普及しています。
▶ イタリアで利用できる都市
ミラノ | トリノ | カリアリ |
ローマ | カターニャ | パレルモ |
ナポリ |
特徴
- Uberのようにアプリ内でタクシーを呼び、目的地入力から支払いまで完結
- 登録ドライバーのみが運行するため安全性が高い
- 料金はタクシー正規料金で、事前に目安金額を表示
- 予約(4日先まで)も可能
Free Nowが使える国と都市
Free Nowはイタリアのほか、ドイツ・スペイン・ポルトガル・オーストリアなどヨーロッパ主要国で利用可能です。
UberとFree Nowの比較(イタリア)

項目 | Uber | Free Now |
---|---|---|
利用可能都市 | ミラノ・ローマ・トリノ | ミラノ・ローマ・ナポリほか7都市 |
サービス内容 | Uber Black(高級車) | 正規タクシー |
料金 | 高め(例:ローマ市内→空港70〜90ユーロ) | タクシー正規料金(事前目安あり) |
安全性 | プロドライバー | 許可を受けたタクシードライバー |
アプリ支払い | 可能 | 可能 |
予約機能 | あり | あり(最大4日先) |
Free Nowの登録方法と使い方

まずは、Free Nowアプリのインストールを行っておきましょう。
アカウント作成
- 「Free sign up」をタップ
- 登録方法を選択(メールアドレス/Gmail/Facebook)
- 名前(アルファベット推奨)、電話番号、メール、パスワードを入力
- SMSで届く確認コードを入力
- クレジットカード情報を登録(海外対応カード推奨)
タクシーを呼ぶ
- アプリで現在地と目的地を入力(日本語OK)
- 車種を選択(Taxi/Taxi XL/Eco/Wheelchair)
- 「Order Taxi Now」で配車依頼
- ドライバー到着まで待機(場所は分かりやすい地点に)
支払い
- 到着後、アプリまたは現金で支払い(アプリ推奨)
- チップは任意(良いサービスなら数ユーロ程度)
利用時の注意点
・料金確認
ドライバーがアプリに金額を入力するため、支払い前に必ず確認しましょう。高額入力の場合はその場で指摘。
・盗難防止
ローマやミラノではスリ・ひったくり多発。配車待ち中はスマホの扱いに注意。
・乗車場所
駅や空港では正規タクシー乗り場から乗車が必要な場合あり。混雑時は待ち時間が発生することも。
ヴェネチアでは使えない?
水の都ヴェネチアでは、車両の走行がほとんどないためFree Nowは利用できませんでした。観光移動は水上タクシーやヴァポレット(水上バス)を利用しましょう。
FREE NOW情報まとめ

- イタリアではUberは3都市+高級サービスのみ
- Free Nowは7都市で利用可能&正規タクシーで安全
- アプリで呼び出し〜支払いまで完結
- 料金は正規タクシー料金+事前目安表示で安心
- ヴェネチアでは利用不可(代わりに水上交通を)
旅行前にアプリをインストールしておくと、現地での移動が格段にスムーズになります。
観光や出張でイタリアを訪れる際は、ぜひ活用してみてください。
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