ジャカルタ旅行や出張で「移動手段」に迷っていませんか?
渋滞で知られるインドネシアの首都ジャカルタですが、実は便利で安く、安全に使える交通手段がたくさんあるんです!
本記事では、観光客に人気の 「タクシー」「バジャイ(三輪タクシー)」「トランスジャカルタ(市営バス)」「MRT(地下鉄)」 の4つをピックアップし、それぞれの特徴・使い方・注意点をわかりやすく解説します。
初めてのジャカルタ滞在でも安心して移動できるよう、料金の目安やアプリの使い方、地元での活用法もご紹介。ジャカルタ市内の移動をもっと快適にするための完全ガイド、ぜひ参考にしてください!
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タクシー|安くて快適な移動手段

ジャカルタではタクシーがとても便利で、日本に比べて格安です。初乗りは約7,000ルピア(約70円)から!車内も比較的キレイで、日本車の現地製小型車や中国のEV車などが使われています。
タクシーの乗り方・降り方
日本と同様に流しのタクシーを捕まえたり、タクシー乗り場で乗車する形になります。
1. 行き先の伝え方
口頭で伝えるのは難しいことが多いので、メモした住所を見せたり、スマホで地図を表示して見せるのがスムーズでしょう。
2. 道に迷った時は?
運転手がルートを把握していない場合もあるので、Googleマップでナビしながら案内するとスムーズ。
3. 支払いの準備
細かい紙幣(特に1万ルピア以下)を用意しておくのがコツ!おつりがないことが多いので注意。
ジャカルタで安全に利用できるおすすめタクシー会社
ジャカルタでは、トラブルを避けるために信頼できるタクシー会社を選ぶことがとても重要です。以下は、特に安全性の高いとされるタクシー会社3社の特徴と利用方法をまとめたガイドです。
Blue Bird(ブルーバード)

インドネシアで最も有名で信頼されているタクシー会社。
清潔な車内・礼儀正しいドライバー・安定したサービスで、外国人からの評価も高いです。
通常タクシーに加え、EV(電気自動車)タクシーやライフケアタクシーも運用されており、台数が多く流しも拾いやすいのが特徴です。
\ 公式アプリもある /
Blue Birdはメーター制なので注意。アプリには予想料金が表示され、実際の金額はメーターに応じて支払います。
Silver Bird(シルバーバード)
Blue Birdグループの高級タクシー部門で、黒い車体が目印です。
価格はBlue Birdと比較すると高いですが、快適さと安全性を重視する方におすすめです。
ベンツなどの高級車で運行されており、ドライバーの接客マナー・運転技術が優れているので、重要な来客対応やビジネス利用にも最適です。
こちらも「MyBluebird Taxi」アプリから予約可能です。
トラブルを避けるためのポイント
非正規・個人タクシーは利用せず、流しのタクシーを利用する場合は、ブランドロゴ・メーター・制服を必ず確認しましょう。アプリを使って予約すれば、車種・ドライバー情報を事前に確認できて安心。
ジャカルタの配車アプリはGrabやGojekが使えます。筆者は東南アジアで広く使えるGrabを愛用しています。
バジャイ|ジャカルタの三輪タクシー

「バジャイ(Bajaj)」は、ジャカルタを含むインドネシア各地で見かける、三輪タクシー。
タイの「トゥクトゥク」と似た乗り物で、短距離移動に便利な庶民の足として親しまれています。
Grabアプリでも呼べるので、利用するのはGrabアプリが便利かもしれません。
旅行者にとっては、是非乗ってみたい乗り物ですが、乗り方や注意点を知っておかないと料金トラブルなどのリスクもあるので、しっかりチェックしておきましょう。
中心部には乗り入れ不可?
ジャカルタの中心ビジネスエリア(例:スディルマン、タムリンなど)にはバジャイの乗り入れが禁止されているため、目的地によっては手前で降ろされることもあります。
バジャイの乗り方ガイド

1.手をあげてキャッチ
流しのバジャイを見つけたら、手を挙げて合図します。乗り場はなく、路上で自由に捕まえるスタイルです。
2.目的地を伝える(地図があるとベター)
言葉が通じにくいこともあるため、スマホで地図を見せる、簡単なインドネシア語で伝えるとスムーズですが、翻訳アプリを使えばOKです。
3.料金交渉をする(メーターは基本なし)
バジャイには通常メーターがないため料金は完全に交渉制。
外国人には相場より高い金額をふっかけてくることが多いので、少し粘って交渉するのが基本です。
バジャイの料金目安(距離・地域によって変動あり)
距離の目安 | 料金の目安(ルピア) | 備考 |
---|---|---|
近距離(1〜2km) | 約15,000〜25,000 | 交渉制/短距離でも割高な場合あり |
中距離(3〜5km) | 約30,000〜50,000 | 距離と混雑状況で変動 |
※相場より明らかに高い場合は断ってOK。複数のバジャイを比較しましょう。
4.支払いは降車時に、基本は現金払いのみ
交渉した料金を現金で支払います。細かい紙幣を準備しておくとスムーズです。おつりは期待しない方が無難です。
利用時の注意点
荷物が多いと乗れないこともあるので注意。目的地によっては停車できない場所もあり、路上で降ろされることも。観光客とわかると高めの料金を提示されるので相場を知っておきましょう。
バジャイは移動手段というだけでなく、「現地の雰囲気を楽しむアトラクション」感覚で利用するのもおすすめ!見た目も良い感じの乗り物なので、記念撮影にもぴったり
トランスジャカルタ|市内の移動に便利な公共バス!

「トランスジャカルタ(TransJakarta)」は、ジャカルタ特別州が運行するBRT(バス・ラピッド・トランジット)システムです。市内を網の目のように走る路線と、専用レーンを使った高速移動が特徴。
渋滞の激しいジャカルタでも、スムーズに移動できる数少ない手段として地元民から観光客まで幅広く利用されています。
たったの3,500ルピア!
1回の乗車で均一料金で運行しており、乗り継ぎも改札を出なければ無料となります。※一部の停留所では乗り換え割引あり
バスの種類
車両タイプ | 特徴 | 主な利用路線 |
---|---|---|
大型バス | 中央の専用レーン(コリドー)を走行。中扉より前は女性専用スペース | コリドー1〜13 |
小型バス | 一般道と専用レーンを両方走行。扉の開閉が左右で異なるので注意 | 郊外連絡系統など |
低床バス/EVバス | 一般道専用。電気バスも増加中。車内乗車口でタッチして乗車 | 一般市街地路線 |
路線・システム概要
100以上の路線を保有している。中心路線は「コリドー1〜13」で、中央分離帯を走る専用レーンあり
各コリドーには複数の系統(ルート)があるので、バスの前面表示を要チェックして間違えて乗らないように気を付けましょう。
乗車方法(専用レーン区間)
- 専用バス停(中央分離帯)に行く
- 改札で電子マネー(ICカード)またはアプリQRコードをかざして入場
- 行き先表示を確認し、バスに乗車
- 降りる際にも再びタッチ(義務化)
【公式アプリ「Tije」】
最寄りバス停検索や時刻表や路線図の確認、QRコードチケットの発行などが出来ます。
観光客も利用可!
電子マネー利用のすすめ

トランスジャカルタでは、ICカード(電子マネー)利用が主流です。以下のカードが使えますが、観光客が一番使いやすいのはFlazzでしょう。
- e-money(Mandiri)
- Brizzi(BRI)
- Flazz(BCA)
- TapCash(BNI) など
カードはコンビニ(Indomaret、Alfamart等)で購入・チャージ可能です。
\ Flazzをご紹介 /

トランスジャカルタは、コスパ最強&快適に移動できる公共交通手段。
観光中のちょっとした移動にもぴったりなので、ICカードを準備して、ぜひローカル気分で乗りこなしてみましょう!
ジャカルタMRT(地下鉄)|観光地へのアクセスに便利

インドネシアの首都ジャカルタは、慢性的な交通渋滞が大きな課題でしたが、2019年に開業したMRT(地下鉄)の登場で、観光やビジネスでの移動が格段に便利になりました。
「安い・速い・渋滞知らず」のMRTは、観光客の強い味方!駅構内も清潔で安全性も高く、初めてのジャカルタ旅行でも安心して使えます。
基本情報|ジャカルタMRTとは?
項目 | 内容 |
---|---|
運営 | MRT Jakarta |
路線名 | 南北線(North–South Line) |
開業 | 2019年3月 |
運行時間 | 毎日 5:00〜24:00 |
運行間隔 | ピーク時は約5〜10分間隔 |
車両 | 地下・高架を併せ持つハイブリッド型 |
現在の路線と主要駅(2025年)
現在は南北線(Lebak Bulus〜Bundaran HI)が全13駅で運行中。観光・ビジネスに便利な駅が集まっています。
駅名(北→南) | 特徴・観光ポイント |
---|---|
Bundaran HI | モナス近く、高級ホテル・モール密集地 |
Dukuh Atas BNI | 空港鉄道との接続、交通のハブ |
Setiabudi Astra | ビジネス街・大手企業オフィスが集中 |
Blok M | ローカルフード&ショッピングの中心地 |
ASEAN | 各国大使館、ASEAN本部近く |
Lebak Bulus Grab | 大型モール「Poins Square」など |
運賃・支払い方法|現金不可!ICカード&アプリ対応
項目 | 内容 |
---|---|
基本運賃 | 5,000〜14,000ルピア(約50〜130円) |
子供料金 | 小学生以下は無料(身分証提示要) |
支払い方法 | ● ICカード:Flazz / e-money / TapCash / Brizzi ● QRコード:Tijeアプリから購入 |
🔔 現金は使えません! 事前に電子マネーやアプリを準備しましょう。
\ ジャカルタの電子マネーについて /

乗り方ガイド|観光客でも迷わない!

- 目的地の駅を確認し、最寄駅へ向かう
- ICカードやQRコードを用意
- 自動改札にタッチしてホームへ
- 行き先を確認して乗車(冷房完備・女性専用車両あり)
- 到着後、改札を再タッチして出場
MRT活用スポット|観光・ショッピングに最適
駅名 | 見どころ |
---|---|
Bundaran HI | モナス、グランドインドネシアモールなど |
Blok M | リトル東京、M Bloc Space、ローカル屋台街など |
Lebak Bulus | Poins Square、Transmartなど大型ショッピング施設 |
さらに便利!MRT+バス移動で最強の交通網に
ジャカルタ市内は、MRT+トランスジャカルタ(バス)の組み合わせで行動範囲がぐっと広がります。どちらもFlazzやe-moneyなどのICカードが使えるので、1枚あれば公共交通機関を完全に網羅できます!
初めてでも安心!MRTで賢く移動しよう
ジャカルタMRTは、旅行者にとっても使いやすく快適な交通手段です。「渋滞に巻き込まれたくない」「快適に市内観光を楽しみたい」という人にはぴったり。Flazzカードを1枚用意して、MRTを活用したスマートな旅を!
目的やシーンに合わせて、ジャカルタの移動を快適に!

ジャカルタは交通手段が豊富で、観光やビジネス、グルメ巡りなど、さまざまなシーンに合わせて移動方法を選べます。
- タクシーは、快適かつ比較的安価に移動できる定番の手段。
- バジャイは、ジャカルタらしいレトロな三輪タクシーで、短距離の移動やローカル体験にぴったり。
- トランスジャカルタは、コスパ最強の公共バスで、地元の人々と同じ目線で旅が楽しめます。
- MRT(地下鉄)は、渋滞を避けてスムーズに観光地へアクセスできる最新の交通インフラ。
目的や予算に応じて上手に組み合わせれば、ストレスなく効率よくジャカルタを満喫できるはずです。ぜひあなたの旅スタイルに合った移動手段を見つけて、ジャカルタを自由に楽しんでください!
\ ジャカルタ旅行にeSIMがオススメ /