「香港でイルカ?」と思う方も多いかもしれません。実は、あの摩天楼の街・香港の海には、ピンク色の野生イルカが泳いでいるんです!
正式名称はチャイニーズ・ホワイト・ドルフィン(Chinese White Dolphin)。
その中でも香港周辺に生息する個体は淡いピンク色をしており、「ピンク・ドルフィン(Pink Dolphin)」の愛称で親しまれています。
都会の喧騒からわずか1〜2時間。
ビル群の光から離れた穏やかな海で、自由に泳ぐイルカたちに出会える——そんな特別な体験が香港でできるなんて、ちょっと意外ですよね。
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ピンク色のイルカとは?

「ピンク・ドルフィン」は、香港の西部海域に生息するチャイニーズ・ホワイト・ドルフィンの一種。
生まれたばかりの頃はグレーですが、成長するにつれて肌の下の血流が増え、淡いピンク色に見えるようになります。
この独特の色は日焼けではなく、体温調整のために血管が表面に浮き出る生理的現象。
その可愛らしい姿から、地元でも“ラッキー・ドルフィン”と呼ばれ、観光客に人気の存在です。
イルカが見られる場所
イルカウォッチングの主な観察エリアは、ランタオ島(大嶼山)周辺の海域。
ここは南シナ海と珠江(パールリバー)が交わる場所で、栄養豊富な海水が流れ込み、イルカの餌となる小魚が多く集まります。
・ランタオ島 北西部(Lantau North West)
イルカ遭遇率が最も高いエリア。空港の西側の海域で観察されます。
・ペンチャウ(Peng Chau)沖
小島を巡る穏やかなクルーズルートで、リラックスして観察可能。
・ソククンウォン(Sha Chau & Lung Kwu Chau)海洋公園
政府指定の海洋保護区で、野生イルカの保護活動も行われています。
イルカウォッチングクルーズの楽しみ方

イルカウォッチングは基本的にはツアーを利用して回る形になります。
多くのツアーはツェンワン(Tung Chung)港から出発、香港国際空港にも近く、中心地からMTRで約30〜40分とアクセスも抜群です。
所要時間
約3〜4時間のクルーズで、途中でイルカの生態解説や展望デッキでの観察を楽しみます。天候や潮の状態によりますが、遭遇率はおよそ70〜90%と高確率!
ツアー内容の一例
- イルカの生態・保護活動に関するガイド解説
- 双眼鏡やライフジャケット完備の安全装備
- 展望デッキからのイルカ観察
- 軽食・ドリンク付きのリラックスクルーズ
ツアーによっては、イルカ観察に加えてランタオ島の漁村や長沙ビーチなどを巡るコースも選べます。
ピンク・ドルフィンに出会うベストシーズン

イルカは年間を通して見られますが、特におすすめなのは春〜秋(4月〜10月)。
この時期は気温・海況ともに安定し、イルカが活発に泳ぐ季節です。
| 季節 | 見られる確率 |
|---|---|
| 春(3〜5月) | ★★★★☆ |
| 夏(6〜9月) | ★★★★★ |
| 秋(10〜11月) | ★★★★☆ |
| 冬(12〜2月) | ★★☆☆☆ |
午前便(9〜11時出発)が海も穏やかで観察に最適。また、強い日差し対策に帽子・サングラス・日焼け止めを忘れずに!
注意点と観察マナー
ピンク・ドルフィンは野生動物です。
その生活環境を守るため、以下のルールを守って観察しましょう。
- 船から手を伸ばしたり餌を与えたりしない
- フラッシュ撮影は禁止
- 大声を出さず、エンジン音で驚かせない
- ごみを海に捨てない
また、環境保護の観点から、認定ツアー会社や環境団体と提携する運営会社を選ぶことが大切です。
おすすめツアー会社
Hong Kong Dolphinwatch(香港ドルフィンウォッチ)
香港で最も信頼されているイルカウォッチング専門会社。
環境保護団体とも連携し、責任ある観察ツアーを提供しています。
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香港でしかできない特別な出会いを!

「ビクトリア・ハーバーの夜景」や「街歩き」だけが香港の魅力ではありません。
ピンク色のイルカに出会えるこの体験は、世界でも数少ない“都市×野生動物”の奇跡的な組み合わせ。
自然と共存する香港の新しい一面を発見できることでしょう。
次の香港旅行では、ぜひイルカウォッチングクルーズを旅の予定に加えてみてください。
きっと、心に残る忘れられない瞬間に出会えます。
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