ローマ観光完全ガイド|永遠の都を歩く、2,000年のタイムトリップ【イタリア旅行】

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イタリア中西部に位置する首都ローマは、紀元前753年に建国されたと伝えられる世界屈指の古都。ローマ帝国の栄華、ルネサンス・バロックの芸術、カトリックの総本山バチカン市国など、歴史と文化の宝庫です。

古代遺跡が街中に点在し、道を歩けばコロッセオやパンテオンといった世界遺産に出会える、まさに“永遠の都(La Città Eterna)”。

  • 人口:約280万人
  • 時差:日本より-8時間(サマータイムは-7時間)
  • 公用語:イタリア語(観光地では英語も通じやすい)

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ローマ観光の見どころ

ローマ観光は歴史を中心に様々な観光スポットがあります。

ここではローマを訪れる際に是非行ってみて欲しい観光の見どころをご紹介します。

古代ローマを感じる名所

ここで紹介する3つのスポットは徒歩圏内で回れるため、「古代ローマ三大スポット巡り」として1日でまとめて観光するのが王道です。

1. コロッセオ(Colosseo)

世界遺産にも登録される世界最大級の円形闘技場で、古代ローマの象徴とも言える存在。紀元80年に完成し、約5万人もの観客を収容できました。

ここでは剣闘士同士の死闘、猛獣との戦い、さらには海戦を再現する水上イベントまで行われていたと言われます。

見どころ

  • 地下構造(アリーナ床下):剣闘士や猛獣が待機していた空間。
  • 外壁のアーチ構造:古代ローマ建築の技術力を実感。
  • 上層からの眺望:フォロ・ロマーノまで見渡せる絶景。

観光のコツ
当日券は長蛇の列になるため、公式サイトからの事前予約がおすすめ。夜間ツアーもあり、ライトアップされた姿は幻想的。

2. フォロ・ロマーノ(Foro Romano)

古代ローマの政治・経済・宗教の中心地であり、元老院議事堂や神殿が立ち並んでいた場所。紀元前6世紀頃から整備され、ローマ帝国の栄華を象徴するエリアです。

見どころ

  • サターン神殿:列柱が美しく残る古代神殿。
  • ティトゥスの凱旋門:エルサレム遠征の勝利を記念した門。
  • 元老院跡(Curia Julia):帝国の重要な政治会議が開かれた場所。

観光のコツ
コロッセオと共通チケットで入場可能です。見学は午前中の方が涼しく、人も少なめ。遺跡内は日陰が少ないため、夏は帽子と水分必須です。

3. パラティーノの丘(Palatino)

ローマ建国の伝説によると、ロムルスがこの丘に都市を築いたとされる、ローマ発祥の地。帝政期には豪華な皇帝の宮殿が建ち並び、フォロ・ロマーノや大競技場を見下ろす絶景スポットでもあります。

見どころ

  • ドムス・フラウィア(Domus Flavia):宮殿の公的エリア。
  • スタディウム(Stadio Palatino):皇帝専用の競技場跡。
  • 丘からの眺望:フォロ・ロマーノやコロッセオを一望。

観光のコツ
コロッセオ&フォロ・ロマーノと同じチケットで入場可能。丘は広く見どころが多いので、最低1時間は確保しておくのがおすすめ。春は花々が咲き誇り、散策にも最適。

ローマらしい街並みを楽しもう

先程ご紹介した以外にも、ローマを象徴する観光スポットはいくつかあります。ここでは3つのローマの雰囲気を楽しめる観光スポットをご紹介いたします。

トレヴィの泉(Fontana di Trevi)

ローマを代表するバロック様式の大噴水で、映画や写真でおなじみの観光スポットです。泉の背中越しにコインを投げると「再びローマを訪れることができる」という古くからの伝説があり、世界中の観光客がこの儀式を楽しんでいます。

噴水にはネプチューン(海の神)が中央に立ち、その周囲を馬やトリトンの彫刻が取り囲み、細部まで見応えがあります。

夜はライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれるので、昼夜問わず訪れてみるのがおすすめです。

スペイン広場(Piazza di Spagna)

「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べながら過ごしたことで有名な場所。広場の中心にあるバルカッチャの噴水や、広場を囲む華やかなショッピングストリート「ヴィア・デイ・コンドッティ」も魅力です。

特に有名なのが「スペイン階段(Scalinata di Trinità dei Monti)」で、この美しい階段に腰かけてゆったりとした時間を過ごしながら、ジェラートやカフェを楽しむのはローマならではの贅沢な体験です。

どの季節も素敵ですが特に春には階段に季節の花が飾られ、写真映えも抜群です。

パンテオン(Pantheon)

紀元前27年頃に建てられ、その後約2,000年間もほぼそのままの姿を保つ、世界でも希少な古代ローマ建築の一つです。巨大なドーム天井には直径9メートルの円形の天窓「オクルス(oculus)」があり、そこから差し込む自然光が内部を柔らかく照らし出します。

この神秘的な光景は訪れる人々に深い感動を与え、建築技術の高さを実感させます。現在はキリスト教の教会としても使われており、ラファエロの墓もここにあります。

パンテオンの入場料は無料で、街歩きのついでに気軽に行けるローマ観光の必訪スポットです。

穴場スポット

アッピア街道(Via Appia Antica)

古代ローマ時代から続く歴史的な幹線道路で、「女王の道」とも称されます。現代でも石畳が残り、周囲には古代の墓地や遺跡が点在しています。レンタサイクルを借りてゆっくり散策すれば、静かな自然の中で遺跡巡りが楽しめ、歴史の息吹を肌で感じられる貴重な体験に。

カラカラ浴場跡

かつてローマ帝国最大級の公共浴場として栄えた遺跡。現在も広大な敷地と、見事に保存された壁やモザイクが残り、当時の贅沢な施設の様子を垣間見ることができます。観光客は比較的少なめなので、静かな環境で歴史探訪を楽しみたい方におすすめです。

トラステヴェレ地区

ローマの下町情緒が色濃く残る庶民的なエリアで、石畳の路地裏にはこぢんまりとしたレストランやカフェが立ち並びます。昼間は散策やショッピング、夜はライトアップされた街並みを眺めながらの散歩や食事に最適。

ローマ旅行で外せない!世界最小の国「バチカン市国」へ

ローマを訪れるなら、ぜひ足を運びたいのが世界最小の独立国家「バチカン市国」。カトリック教会の総本山であり、歴史的・芸術的価値の高い建築や美術品が集まる聖地です。

国土はわずか0.44平方キロメートルですが、その中には何世紀にもわたる人類の芸術と信仰の結晶が詰まっています。

サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)

ルネサンス建築の最高傑作ともいわれる壮大な大聖堂。ミケランジェロが設計したクーポラ(大ドーム)に登れば、ローマ市街とバチカン市国の全景を一望できます。

内部ではベルニーニの荘厳な大天蓋や、ミケランジェロ作《ピエタ》など、見どころが尽きません。入場は無料ですが、ドームへの登頂や宝物館は有料です。

バチカン美術館 & システィーナ礼拝堂

世界中から集められた美術品が所蔵されるバチカン美術館は、数時間では回りきれないほどの規模を誇ります。ハイライトは、ミケランジェロの《最後の審判》が描かれたシスティーナ礼拝堂。

ラファエロの間では、《アテネの学堂》などルネサンス期の傑作を間近で鑑賞できます。人気スポットのため、オンラインでの事前予約が必須です。

\ バチカン観光基本情報 /

ローマ旅行で外せない!世界最小の国「バチカン市国」完全ガイド【イタリア旅行】
ローマ旅行の必見スポット、世界最小の国「バチカン市国」を徹底ガイド!サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂、バチカン美術館の見どころやアクセス方法、予約のコツまで詳しく紹介します。初めての方も安心して観光できる情報満載です。

バチカン訪問のコツ
朝一番か閉館間際が比較的空いている時間帯。大聖堂や礼拝堂は露出の多い服装では入場できないため、肩や膝を覆う服を準備。美術館は展示ルートが長いため、歩きやすい靴で。

ローマ旅行の移動手段

ローマの主な公共交通機関は地下鉄(Metro)、バス、そして路面電車(トラム)です。地下鉄は3路線が市内を網羅しており、主要観光地へアクセスが便利です。

バスは地下鉄がカバーしない細かいエリアを結び、市内全域を移動できます。トラムは歴史的な街並みを感じながらのんびり移動できるので、観光にも適しています。

また、ローマの旧市街は観光スポットが密集しているため、徒歩での散策もおすすめ。街並みをゆっくり味わいながら歩くことで、偶然の発見や地元の雰囲気を楽しめます。

チケット料金と購入方法

公共交通機関のチケットは共通で、1回券は€1.50で購入でき、購入から100分間有効です。1日券は€7、3日券は€18など、観光日数や利用頻度に合わせてお得なチケットを選べます。

チケットは地下鉄駅の自動券売機やキオスクなどで購入可能。利用時は必ず改札やバス乗車時に打刻(刻印)する必要があり、打刻なしでの乗車は無賃乗車とみなされ罰金対象になります。

ローマ旅行を満喫しよう

「永遠の都」と称されるローマは、2,000年以上の歴史が息づく街であり、古代遺跡や壮麗な教会、美術館、美食文化など、多彩な魅力に溢れています。

本ガイドでは、代表的な観光スポットから穴場スポットまで幅広く紹介し、移動手段や治安情報、現地での注意点もお伝えしました。

歴史と現代が融合したローマの街を歩くことで、まるでタイムトリップをしているかのような感動を味わえるはずです。これらの情報を参考に、充実したローマ旅行をお楽しみください。

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