タヒチ(フランス領ポリネシア)は、透明度の高い海、サンゴ礁、美しいビーチが広がる世界屈指のリゾート地です。「一生に一度は訪れたい楽園」として人気が高い一方で、「治安は大丈夫?」と不安を抱える旅行者も少なくありません。
この記事では、現地の治安状況、注意すべきエリア、犯罪傾向、安全に過ごすための対策などを徹底解説します。旅行前にしっかり準備して、心からリラックスできるタヒチ旅行を楽しみましょう。
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タヒチ全体の治安状況

フランス領であるタヒチは、全体として治安は良好とされています。フランス政府による法と秩序の維持体制が整っており、凶悪犯罪の発生率は非常に低いのが特徴です。
観光業が経済の中心となっていることもあり、観光客が安心して滞在できるよう、治安維持は重要視されています。ただし、観光客を狙った軽犯罪(スリ・ひったくり・詐欺など)は一定数発生しており、注意は必要です。
タヒチ旅行で注意すべき犯罪と対策
タヒチを旅行する際に、注意すべき犯罪やその対策をご紹介します。
スリ・ひったくり

発生場所: パペーテ市場、フェリーターミナル、イベント会場、観光バスの乗降場所など
対策
バッグは必ず前に持ち、チャックを閉じる
現金・カードは複数の場所に分散
人混みではポケットにスマホを入れない
車上荒らし

発生場所: 駐車場、ビーチ沿いの車道、公園付近
・対策
車内に貴重品を絶対に置かない
窓を開けたまま車を離れない
レンタカーのドアは常にロック
詐欺・ぼったくり

事例: 格安ツアーを装った高額請求、メーターを使わないタクシー、過剰なチップ要求など
・対策
正規の旅行会社やホテル経由で予約
価格は事前確認&合意
クチコミやGoogleレビューを確認
夜間の治安悪化(午後9時以降〜深夜)

注意場所: 港周辺、ナイトクラブ街、人気の少ない通り
対策
夜間の外出は複数人で行動
可能な限りタクシーや配車アプリを利用
宿泊施設内のバーやレストランを利用
パペーテで特に注 意すべきエリア

1. マルシェ・ド・パペーテ(Papeete Market)周辺
混雑する市場はスリや詐欺の温床になりやすいため注意。写真撮影や土産話に気を取られがちな観光客が狙われやすいです。
対策: バッグを前に持つのが安心、値段交渉は慎重に、無理な勧誘はきっぱり断るようにしましょう!
2. 港湾エリア・ナイトスポット
バーやナイトクラブが集中するエリアでは、夜間に酔っ払いとのトラブルや薬物の勧誘なども報告あり。
対策
知らない人についていかない!深夜はタクシー移動がおすすめ。持ち歩くお金やカードは最低限に!
3. 路地裏・人通りの少ない道
昼間でも通行人の少ないエリアでは、スマホの強奪など突発的な犯罪が発生する可能性があるので特に注意が必要です。
対策: 昼まであっても明るく人通りの多い道を選ぶようにしましょう、スマホの使用は周囲を確認してからが良いでしょう。
安心してタヒチを楽しむためのアドバイス
- パスポートや現金は分散して管理 小さなセキュリティポーチに分けて携帯。
- 旅行保険には必ず加入 盗難・怪我・病気・フライト遅延などに備える
- 信頼できる交通手段を選ぶ 公式タクシーやホテル手配の車両が安心
- 虫除け・日焼け対策を徹底 デング熱対策に加え、強い紫外線から肌を守る
- 現地の法律と文化を尊重 服装やマナーに気を配ることでトラブルを回避
- 自然災害への備えも忘れずに サイクロンシーズン中の渡航では、天気予報や緊急連絡先を事前に確認
タヒチは基本的に安全、でも油断は禁物!
タヒチは比較的安全な旅行先ですが、観光客であることを自覚し、防犯意識を持って行動することが重要です。基本的な安全対策を守るだけで、ほとんどのトラブルは未然に防ぐことができます。
タヒチ旅行中に被害に遭ったら

タヒチ旅行ではのんびりとした南国の雰囲気に油断しがちですが、観光客を狙ったスリや置き引き、詐欺被害が報告されることもあります。特に混雑するマーケットやフェリー乗り場、空港などでは注意が必要です。
万が一、盗難やトラブルに巻き込まれてしまった場合も、落ち着いて対処できるよう、事前に緊急時の対応や連絡先を把握しておきましょう。
フランス領ポリネシア(タヒチ)での緊急時の主要連絡先一覧
番号 | 用途 |
---|---|
17 | 警察 |
15 | 救急 |
18 | 火災・災害通報 |
日本の在外公館による支援について
タヒチには日本の大使館・領事館が存在しないため、在ニューカレドニア日本国総領事館(ヌメア)がフランス領ポリネシアを兼轄しています。盗難・紛失・トラブルの際には、下記連絡先に相談しましょう。
在ヌメア日本国総領事館(フランス領ポリネシア兼轄)
- 所在地:14 rue de Verdun, BP 2636, 98846 Nouméa Cedex, Nouvelle-Calédonie
- 電話番号:+687-27-2328
- メール:consul@nc.mofa.go.jp
- 開館時間:月〜金曜 8:00~12:00 / 13:30~17:00(現地時間、土日祝休館)
被害に遭ったらすぐにすべきこと
・安全を確保
まずはその場を離れ、明るく人の多い安全な場所に避難しましょう。夜間や人通りの少ないエリアでは特に注意が必要です。
・警察署に被害届を提出
最寄りの警察署で被害届を出し、「FIR(First Information Report)」または「盗難証明書(Theft Report)」を受け取ってください。これは保険請求や領事館での手続きに必要です。
・領事館に連絡
パスポートの紛失や盗難にあった場合は、在ムンバイ日本国総領事館に連絡し、「渡航書」または「パスポート再発行」の申請を行います。提出書類にはFIRが必要です。
・クレジットカードを停止
カードの盗難やスキミングが疑われる場合は、すぐにカード会社に連絡して利用停止手続きを行ってください。
海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。
そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
緊急時の連絡手段としてスマホを活用
スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。
・現地の緊急番号(例:カナダは「911」、タイは「191」など)
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先
さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。
GPSで迷子知らず
初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。
オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。
翻訳アプリで言葉の壁を克服
海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。
カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。
情報収集と共有がスムーズ
現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。
特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。
配車アプリで移動もスムーズ
最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。
海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。
モバイル決済で安全な支払いを
最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。
現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。
・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!
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