ニューヨークを代表する文化施設「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art、通称 The Met)」は、ルーヴル美術館、エルミタージュ美術館と並び“世界三大美術館”のひとつに数えられる、必見の観光スポットです。
コレクションは300万点以上、古代から現代に至るまで幅広いジャンルを網羅しており、アートファンはもちろん初心者でも十分に楽しめます。
項目 | 内容 |
---|---|
開館年 | 1870年 |
所蔵作品数 | 300万点以上 |
展示室数 | 400以上 |
所在地 | マンハッタン・セントラルパーク東側(5番街沿い) |
入場料 | 一般 $30 / シニア $22 / 学生 $17(12歳以下は無料) |
特記事項 | ニューヨーク州民と学生は任意料金制度あり |
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チケット購入方法

まずは、チケット購入方法についてご紹介します。基本的には以下の3つの方法で購入可能です。
1. 公式サイトでオンライン購入(おすすめ)
- The Met公式サイト(https://www.metmuseum.org)から事前にチケットを購入できます。
- クレジットカード決済で即時予約完了、入場時にスマホ画面を提示するだけでOK。
- 混雑時でもチケット売り場に並ぶ必要がないので効率的です。
2. 現地チケットカウンターで購入
- 美術館の入口(5番街側のメインエントランスなど)にチケット売り場があります。
- 窓口や自動券売機で購入可能ですが、週末や観光シーズンは行列になることもあります。
3. 観光パスを利用する
- New York CityPASS、New York Pass、Go City: New York Explorer Pass など主要な観光パスにThe Metの入場が含まれています。
- 複数の観光地を回る予定がある場合は、これらのパスを使った方が断然お得。
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特に観光シーズンは公式サイトで事前購入しておくと安心です。チケットは日付指定制で日時を指定して購入するので、旅行スケジュールに組み込みやすい。
メトロポリタン美術館の見どころ徹底解説
メトロポリタン美術館は、世界中の文化と歴史を一度に体感できる巨大な美術館。展示は400以上のギャラリーに分かれており、古代から近代までの名作が網羅されています。
ここでは、初めて訪れる人にもおすすめの代表的エリアと必見作品をご紹介します。
1. ギリシャ・ローマ美術

古代ギリシャやローマの彫刻・壺・装飾品が並ぶエリア。
精巧な大理石彫刻や神話を題材とした作品は、歴史そのものを間近で感じられます。まるで古代遺跡を歩いているような気分に。
2. エジプト美術

巨大なラムセス像やミイラ、精緻な宝飾品などが見どころ。
特に有名なのが、館内にそびえ立つデンドゥール神殿(Temple of Dendur)。自然光が差し込む大きな窓を背景に、古代エジプトの神殿がそのまま展示されており、写真映えスポットとしても大人気です。
3. ヨーロッパ絵画

西洋美術の名作が一堂に会するエリア。
レンブラントやフェルメールの繊細な写実、ゴッホやモネの力強い筆致など、世界的巨匠の傑作を一気に鑑賞できます。
必見の代表作:
- ゴッホ《糸杉》 – 生命力を感じる筆致
- モネ《睡蓮》 – 印象派を象徴する名作
- フェルメール《水差しを持つ女》 – 光の魔術師が描く静謐な世界
- エル・グレコ《受胎告知》 – 独特の色彩と神秘的な構図
4. アメリカ美術

アメリカ独自の芸術と文化を感じられるエリア。
ジョン・シンガー・サージェントやウィンスロー・ホーマーの絵画をはじめ、19世紀の家具や陶器、銀器も展示されており、当時の生活文化を垣間見ることができます。
5. アジア美術

中国、日本、韓国、インドなど、東洋美術が豊富に展示されるエリア。
浮世絵や日本刀、茶道具といった日本文化の展示は特に人気が高く、海外からの観光客も多く訪れます。アジアの宗教彫刻や陶磁器のコレクションも見応え十分です。
6. 武具・甲冑コレクション

中世ヨーロッパの騎士の甲冑や、日本の武士の装束などが並ぶ大迫力の展示。
実際に戦場で使われたとは思えないほど装飾性が高く、写真映えするスポットとしても人気です。
7. 近代・現代美術

20世紀以降のアートも充実。
アメリカ抽象表現主義の旗手・ジャクソン・ポロック《秋のリズム》など、迫力ある大作も鑑賞できます。
大人も子供も楽しめる

メトロポリタン美術館は「古代から現代までの人類の芸術」を網羅する世界屈指の美術館です。
デンドゥール神殿の迫力ある展示、ヨーロッパ絵画の名作群、武具コレクションの荘厳さなど、見どころは尽きません。
限られた時間でも、各エリアの代表作を押さえておくと、効率的かつ充実した鑑賞が楽しめます。
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