プエルトリコはアメリカ合衆国の「自治的領域」で、カリブ海の中でも人気の旅行先です。
美しいビーチリゾートとスペイン風の旧市街が魅力ですが、地域によって治安に差があるのが特徴です。
この記事では、旅行者が安心してプエルトリコを楽しむために知っておきたい、現地の治安状況、注意すべき犯罪・トラブル、安全に過ごすポイント、観光におすすめの安全エリアなどをわかりやすくまとめました。
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プエルトリコの治安概要

プエルトリコの治安は「中程度」と評価されます。観光地では警備体制が整っており、昼間の観光は比較的安全です。
特に首都サンフアンの旧市街(オールド・サンフアン)、コンダド地区、イスラ・ベルデ地区は観光客も多く、明るい時間帯は安心して散策できます。
一方で、郊外や貧困地域では犯罪発生率が高く、夜間の一人歩きは避けるのが鉄則です。
プエルトリコ全体では、盗難・スリ・車上荒らしなどの軽犯罪が多く、観光客も被害に遭うケースが報告されています。
注意すべき犯罪・トラブルと対策
盗難・スリ・置き引き

観光地やレストラン、ホテルロビー、ビーチでの置き引きが多く報告されています。
また、レンタカー利用者が車上荒らしに遭うケースも少なくありません。
対策
- 荷物から目を離さない
- カフェやレストランで椅子にバッグを掛けない
- 車内には荷物を残さない(トランクも含む)
- 人混みでは前にバッグを持つ
強盗・ひったくり

夜間、人通りの少ない道やビーチ付近でスマートフォンを操作している旅行者が狙われるケースがあります。
対策
- 夜の徒歩移動は避け、タクシーや配車アプリ(Uberなど)を利用
- 高級時計やアクセサリーの着用は控える
- 明るいエリアや観光客が多い通りを選ぶ
詐欺・ぼったくり

非公認タクシーや露店での法外な料金請求が見られます。タクシーはどこの国でも定番のボッタクリですね。
対策
- 正規のタクシー(メーター付き)やUberなどのアプリ決済を利用
- 露店や市場では価格交渉前に金額を確認
- 不審な勧誘や「無料ツアー」の呼び込みには注意
麻薬・ドラッグ関連

麻薬取締法はアメリカ本土と同様に非常に厳しいです。
観光客を装った密売人が近づくケースも報告されています。
対策
- 誘いには絶対に応じない
- 「お土産」「パーティー」などの口実にも注意
- 他人から荷物を預かるのは厳禁
治安が悪いとされるエリア

観光目的で立ち入らない方がよいとされる地域は以下の通りです。
ラ・ペルラ(La Perla)
オールド・サンフアン北側の地区。近年観光地化が進んでいますが、夜間は犯罪発生が多いため訪問は控えましょう。
サンフアン郊外の公営住宅地帯
貧困層が多く、治安が不安定な地域があります。観光客が立ち入る必要はありません。
ベイアモン(Bayamón)やカロライナ(Carolina)の一部地域
夜間に強盗・薬物関連の犯罪が報告されています。観光は日中に限定しましょう。
安全に過ごすためのポイント
1.夜間の単独行動は避ける
2.貴重品はホテルのセーフティボックスに保管
3.高額なアクセサリーやブランド品を身につけない
4.地元の人やホテルスタッフの助言に従う
5.現地ニュースや天候・治安情報を毎日チェック
6.信頼できる交通手段(公式タクシー・配車アプリ)を利用
プエルトリコ共和国旅行でトラブル・被害に遭ったら

プエルトリコ旅行中、どれだけ注意していても、盗難やトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。
万が一の事態に冷静に対応するために、事前に必要な連絡先や対応方法を把握しておきましょう。
以下では、プエルトリコで被害に遭った際に役立つ主要連絡先とサポート内容をご紹介します。
プエルトリコの緊急連絡先一覧
| 種類 | 通話先番号 |
|---|---|
| 警察 | 911 |
| 救急車 | 911 |
| 消防 | 911 |
サンファンの日本領事館への連絡方法
プエルトリコはアメリカ合衆国の海外領土であるため、外交はアメリカ合衆国が担当しています。
パスポートの紛失・盗難、犯罪被害、事故などのトラブルに遭った場合は、速やかに下記のアメリカの大使館かサンファンの日本領事館へ連絡してください。
在サンファン日本国領事館
住所:530 Ave. Ponce de Len – San Juan, PR 00901 Puerto Rico
開館時間:月〜金 8:30〜12:00 / 13:30〜17:00(※土日・祝日は休館)
代表電話番号:+1787289-8725
旅行前にこれらの情報をスマートフォンやメモに保存しておくことで、いざという時に冷静に対応できます。
トラブル時の旅行保険の活用
旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書
その他の対応策
地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。
クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。
海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。
そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
緊急時の連絡手段としてスマホを活用
スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。
・現地の緊急番号(例:カナダは「911」、タイは「191」など)
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先
さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。
GPSで迷子知らず
初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。
オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。
翻訳アプリで言葉の壁を克服
海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。
カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。
情報収集と共有がスムーズ
現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。
特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。
配車アプリで移動もスムーズ
最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。
海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。
モバイル決済で安全な支払いを
最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。
現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。
・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます
プエルトリコ旅行は基本を守れば安心

プエルトリコは治安に注意が必要な一方で、観光地では安全に旅行できるエリアが多く存在します。夜間の行動を控え、貴重品管理を徹底すれば、トラブルに巻き込まれるリスクは大幅に減らせます。
地元の人々は明るく親切で、観光客にもフレンドリー。正しい知識と準備で、安全かつ快適にカリブの楽園・プエルトリコを満喫しましょう。
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