プエルトリコはカリブ海に浮かぶ美しい島で、アメリカ合衆国の「自治的領域(準州)」にあたります。そのため、日本からプエルトリコへ旅行する場合は、アメリカへの渡航と同じ入国ルールが適用されます。
ここでは、日本人観光客がプエルトリコを訪れる際に必要な ESTA(エスタ)申請 やパスポート、入国の流れについて詳しく解説します。
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プエルトリコは「アメリカ領」=ESTAが必要!

結論から言うと、日本人がプエルトリコに観光目的で入国するにはESTAが必要です。
プエルトリコはアメリカ本土の一部ではありませんが、米国の出入国管理制度がそのまま適用されています。
つまり、ハワイやニューヨークへ行く場合と同様に、次のどちらかの条件を満たしている必要があります。
- ESTA(電子渡航認証システム)を取得して入国する
- 米国ビザ(観光ビザや就労ビザなど)を保持している
観光や短期滞在(90日以内)であれば、ESTAの取得でOKです。
ESTA申請の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請対象 | 日本を含むビザ免除プログラム参加国の国籍保持者 |
| 申請方法 | オンライン(公式サイトで手続き) |
| 申請料 | 40米ドル(クレジットカード払い) |
| 有効期間 | 承認日から2年間、またはパスポートの有効期限まで |
| 滞在可能日数 | 90日以内 |
| 目的 | 観光、ビジネス、乗り継ぎなど |
申請は出発の72時間前までに行うことが推奨されています。
審査には時間がかかる場合もあるため、出発の1〜2週間前には申請を済ませておくと安心です。
アメリカ本土経由での入国にも注意!
日本からプエルトリコへは直行便がないため、アメリカ本土(例:マイアミ、ニューヨーク、ダラスなど)を経由するのが一般的です。
この場合、アメリカ入国時点で入国審査を受けるため、当然ながら ESTAが必須 となります。
また、経由地で一度米国内に入国するため、入国審査や荷物の再チェックが必要になる点にも注意しましょう。
ESTAの申請方法

ESTAの申請はすべてオンラインで完結します。申請の際は、必ず米国税関・国境警備局(CBP)の公式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/)から行いましょう。
申請手順
- 公式サイトにアクセス
- 日本語対応あり(トップページで言語を「日本語」に設定可能)
- 必要情報を入力
- パスポート情報(ICチップ付き)
- 氏名、生年月日、連絡先、職業
- 渡航目的や滞在先の住所(未定でも可)
- 適格性に関する質問(犯罪歴、健康状態など)
- 支払いの手続き
- クレジットカード、デビットカード、またはPayPalを使用
- 確認と送信
- 入力内容を最終確認して送信
- ステータス確認
- 通常は申請から72時間以内に結果が通知されます。
- 「申請番号」「パスポート番号」「生年月日」を用意して、再確認が可能。
いつ申請すべき?タイミングの目安
公式には「渡航の72時間前まで」に申請すればOKとされていますが、以下の理由から2週間以上前の申請を強くおすすめします:
- サーバーの混雑で処理が遅れる可能性
- 入力ミスによる再申請が必要になることも
- クレジットカードの決済エラーや確認メールの未着
ESTAは早めに取得してもデメリットはありません!有効期限は2年間あるので、旅行日が決まったらすぐに申請して問題ありません。
子どももESTAが必要?
はい、年齢に関係なく、すべての渡航者にESTAの申請が必要です。
- 乳幼児や未就学児も対象
- 親が代理申請することが可能
偽サイトに注意!正規の申請サイトを使おう
ESTAの申請を検索すると、多くの「代行サイト」や「非公式の申請サイト」が出てきます。これらのサイトでは21ドル以上の高額な手数料を請求されたり、詐欺のリスクもあります。
チェックポイント
- URLがhttps://esta.cbp.dhs.gov/で始まっているか
- ブラウザの鍵マーク(SSL通信)を確認
心配な場合は、Googleで「ESTA 公式」と検索し、リンク先が「.gov」で終わっていることを確認しましょう。
よくある失敗例と対策

ESTA申請が間違っていると入国や出国の際にトラブルになるケースも。しっかり確認して申請しましょう。
パスポート情報の入力ミス
数字やアルファベットの打ち間違いで、渡航当日に空港でトラブルになる例がよくあります。申請前に必ず再確認を!
ESTAの有効期限切れに気づかず出発
「2年前に申請したから大丈夫」と思っていたら、有効期限切れだったというケースも。旅行前に再確認を。
非公式サイトで高額請求される
検索上位に表示された代行業者サイトで、数千円〜1万円以上を支払ってしまった例があります。必ず公式サイトから申請しましょう。
よくある質問(FAQ)

- QESTAが却下されたらどうする?
- A
ESTAが拒否された場合は、アメリカ大使館または領事館でBビザ(観光ビザ)の申請が必要です。
- Qパスポートを更新したらどうなる?
- A
パスポート番号が変わると、ESTAも新たに申請が必要です。以前の認証は無効になります。
- QESTA申請後に旅行日程が変わった場合は?
- A
日程や滞在先が変わっても、ESTAの再申請は不要です。ただし、変更点はできるだけ最新の情報に更新することをおすすめします。
- QESTAが適用される地域は?
- A
米国本土、アラスカ、ハワイ、グアム・北マリアナ諸島連邦(サイパン、ロタ等)*注意事項4、プエルトリコ、米国ヴァージン諸島。
ESTAを忘れずに、安全で楽しいプエルトリコ旅行を!

ESTAは、プエルトリコを訪れる際に必要不可欠な手続きです。申請自体はそれほど難しくなく、日本語にも対応しているため、落ち着いて進めれば誰でもできます。
- 渡航前には必ず公式サイトで申請
- 早めの準備が安心のカギ
- すべての渡航者に必要(乳児含む)
- 入力ミスや有効期限切れに注意
旅行準備の一環として、ESTAの申請をしっかり行い、安心してプエルトリコ旅を楽しみましょう!
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関連リンク
ESTA公式サイト(米国政府):https://esta.cbp.dhs.gov/
米国ビザ免除プログラム(日本語説明):https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/


