セレンゲティ国立公園でのサファリ体験や、世界遺産のザンジバル島、美しいキリマンジャロ山の絶景――。
大自然と文化の魅力がつまったタンザニア旅行を計画する際に、忘れてはいけないのが 現地通貨「タンザニア・シリング(TZS)」への両替 です。
「日本円はそのまま持って行って大丈夫?」
「空港で全部両替しても平気?」
「クレジットカードやモバイル決済だけで十分?」
そんな疑問を解決するために、本記事では 日本円・米ドル・ユーロの両替事情比較 から、現地でおすすめの両替方法、さらに タンザニアのキャッシュレス事情 まで、旅行者が安心して準備できるよう徹底解説していきます。
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タンザニアの通貨タンザニア・シリング(TZS)

- 通貨単位:タンザニア・シリング(Tanzanian Shilling)
- 通貨コード:TZS
- 補助単位:100セント=1シリング(ただし現在はほぼ流通していません)
- 紙幣:500 / 1,000 / 2,000 / 5,000 / 10,000 シリング
- コイン:50 / 100 / 200 / 500 シリング
紙幣には歴史的人物や野生動物(ライオン、キリン、サイなど)が描かれており、サファリや自然がテーマのタンザニアらしいデザイン。旅行者にとっては記念にもなるユニークな通貨です。
どの通貨を持って行くのが一番お得?

タンザニア国内では 日本円の両替は非常に不利。対応できる両替所が少なく、仮にあってもレートはかなり悪いです。
一方で、米ドルは最も使いやすく有利。ユーロも一定程度利用できますが、米ドルには劣ります。
以下の比較をご覧ください。
通貨 | 両替のしやすさ | 両替レートの良さ |
---|---|---|
米ドル(USD) | ◎ 基本対応 | ◎ 最も有利 |
ユーロ(EUR) | 〇 ほぼ対応 | 〇 有利 |
日本円(JPY) | ✕ ほぼ非対応 | ✕ 不利 |
結論
米ドルを持って行くのがベストで、ユーロがあればユーロでもOK!日本円は緊急用に少額のみにしておくのが無難です。
日本で両替する場合

タンザニアの通貨「タンザニア・シリング(TZS)」は、日本国内では取り扱いがほとんどなく、事前に入手するのは困難です。そのため、日本出発前にドルを準備して持参するのがもっとも実用的な方法です。
- 両替可能な場所:主要銀行、空港両替所、外貨宅配サービス
- おすすめ方法:ドルを外貨宅配サービスや大手銀行で準備
日本でドルを準備するなら、外貨宅配サービスが便利です。
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米ドルを持参した場合のおすすめ両替方法

日本で米ドルを準備したら、現地の両替方法をご紹介します。
1. 空港での両替は必要最小限に
ダルエスサラーム空港やキリマンジャロ空港の両替所は便利ですが、レートが悪く手数料も高め。
到着直後の タクシー代やSIMカード購入用に 20〜30USD分(約5万〜7万TZS程度) だけ両替しておき、残りは市内での両替をおすすめします。
2. 市内の銀行や大手両替所を利用
最も安心かつお得なのは、市内の銀行や公認両替所。
・銀行例:CRDB Bank、NMB Bank、Stanbic Bank など
・両替所例:フォロダニマーケット周辺(ダルエスサラーム)、アルーシャ中心部などに点在
レートは空港より良く、手数料も明確。パスポート提示が必要な場合があります。
営業時間は 平日 8:30~15:00 が一般的なので、両替時間に注意。
3. ホテルの両替は緊急時
高級ホテルではフロントで両替できる場合もありますが、レートが非常に悪いことが多いです。
どうしても必要なとき以外は避けるべきでしょう。利用するなら「近くにおすすめの両替所があるか」をホテルスタッフに聞くと良いでしょう。
旅行者向けアドバイス
1.小額紙幣を入手するのが大切
10,000シリング紙幣は大きすぎてタクシーや小さな商店では嫌がられることも。両替時に「小さい紙幣を希望」と伝えるのがおすすめ。
2.米ドルは新札・2009年以降発行のものを
旧ドル紙幣や汚れた紙幣は受け取ってもらえないことがあります。
タンザニアでは 米ドルを持参して現地でシリングに両替するのが最適。空港では必要最低限、市内銀行で本格的に両替、ホテル両替は緊急用と考えましょう。
タンザニア旅行のクレジットカード事情

サファリやザンジバル島のリゾートなど、魅力にあふれるタンザニア。
旅行中に気になるのが「クレジットカードはどこまで使えるのか?」という点です。
結論から言うと、タンザニアではクレジットカードは都市部や観光施設ではある程度利用できるが、現金(シリング/USD)は必須。
クレジットカードが使える場所
まずは主なクレジットカードが使える場所をご紹介します。
1.高級ホテル・リゾート
VISA・Masterがメインで使えます。
2.観光客向けレストラン・バー
首都ダルエスサラームやアルーシャでは利用可能な店が増加中。
3.大型土産物店・ツアー会社
サファリツアーの支払いやお土産購入にカードが使える場合が多い。
4.航空券・フェリー・一部交通
エアタンザニアなどの航空会社、フェリーはオンライン決済も対応。
上記以外は基本的に使えないと思っていた方が良いでしょう。
田舎に行くほど「キャッシュレス文化は未発達」。旅行者は都市部ではカード、地方では現金と使い分ける必要があります。
対応ブランド
- VISA:最も普及。安心して利用できる。
- Mastercard:VISAと同等レベルで使える。
- American Express(AMEX):一部高級ホテルや旅行代理店のみ対応。
- JCB / Diners:ほぼ使えない。
旅行者はVISAまたはMasterを必ず1枚以上持参するのがおすすめです。
ATM事情(キャッシング)
都市部(ダルエスサラーム、アルーシャ、ザンジバル)にはATMが多数あり、主要銀行(CRDB Bank、NMB Bank、Stanbic Bankなど)のATMで国際カードが利用可能です。
引き出し限度額は 1回40万~60万シリング(約2万~3万円相当) が一般的。
手数料:現地ATM利用料+日本のカード会社の海外キャッシング手数料がかかる。
現地で大量の現金を持ち歩くのは危険なので、必要な分だけ引き出すスタイルがおすすめ。
タンザニア旅行に備えて準備しよう

タンザニア旅行では、現地通貨「タンザニア・シリング(TZS)」が日常的な支払いの中心となります。日本円はほとんど両替できないため、米ドルを持参して現地で両替するのが最もスムーズでお得です。
空港では必要最小限だけ両替し、市内の銀行や大手両替所を活用すると安心。ホテルでの両替はレートが悪いため避けましょう。
さらに、クレジットカードは都市部や高級ホテルでは利用できますが、地方や市場では現金必須。USD+TZS+クレジットカードの3本立てが、タンザニア旅行を快適かつ安全に楽しむポイントです。
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